“みつば”に込めた想い
初夏を迎えた5月
子育ち・親育ちを考えるおさんぽサークル“みつばのクローバー”は、
とある森の中で活動を始めました。
どきどきな第一声に、ちょっと恥ずかしいような“みつばっ子”達の返事…
大切な、小さな、小さな、一歩が確かに踏み出されました。
一面に広がるクローバー、あなたは何を探しますか?
幸運が訪れるとも、願いがかなうともいわれている“よつばのクローバー”
ほとんどの人が疑いもなく“よつば”を探すかもしれません。
子どもの頃、這いつくばって、見つけた“よつばのクローバー”
うれしくて、うれしくて、友達に教えたいような、教えたくないような…
その日一日がすごく幸せな気持ちだったことを覚えています。
一面に広がるクローバーを、たくさんの子どもたちに置き換えた時、
“よつば”=“秀でた子ども”に目がいくかもしれません。
親ですから、そういう子に育って欲しいと思ってしまうこともあるかもしれません。
では、“みつば”=“ダメな子” なのだろうか?
“みつば”の子どもはみんな一緒なの?
そもそも我子は“みつば”なの?
そんなことを考えるのもおかしいですよね。
子どもはみんな違うし、いいところ、悪いところ、いろいろ…
背が高かったり、低かったり
声が大きい子や、小さい子
周りなんか気にせず体いっぱいで思いを表現する子
みんなのことを見て、じっくり考えて動き出す子
ごはんをたくさん食べる子、少ないけどしっかり食べる子
山道を駆け下りる子もいれば、一所にじっとしている子
かと思えば、急に走り出したり…
いろいろ、いろいろ
だから、おもしろいなぁ~と思うんです。
それぞれが、それぞれの思いで、それぞれの時間を体いっぱいで楽しむ
素敵な“みつばっ子”たち…
我子が人の子と比べてどうなんだろうと考えるより、
なぜこんなこともできないのだろうか?と嘆くより、
一人ひとりを見つめ、受け入れ、認めること
できないこと(しないこと)を良しとして、
いつできるようになるのか?(できないかも(笑))
わくわく、どきどき、楽しみながら、
子どもと一緒にその瞬間を待ってみるのもいいなぁ~
なんて、思ってます。(できない時って長い子育ての中で一瞬だなぁ~)
何が正しくて、何が間違いなのか?
“子育て”の正解はわからないけれど、
森の中に“子育ち”のヒントがあるかもしれません。
“みつばのクローバー”の素敵な“みつばっ子”
今日も、森の中で何してる???
(文:とことこ)