11月⑤待つということ
みつクロのおさんぽで大切にしている
「見守る」こと、「気持ちに寄り添う」こと、
そして「待つ」こと。
子どもの育ちを「信じて待つ」
子どもに苦労させたくなかったり、つらい思いをさせたくなかったり、
泣いてほしくなかったり、母としての自分がイライラしたくなかったり、
そんなこんなで、ついつい先回りして、口出ししたくなるのが親心・・
それは我が子を思うが故の親の愛情でもあるのだけど、
子どもの長い人生を考えると、
そこにある困難や問題を我が子がどう切り抜けていくのかを見守ることこそ、
我が子にとっての最大限の愛情なのかもしれません。
もちろん、まだ小さい子どもたち、自分の力で切り抜けれなかったり
かんしゃくをおこしてしまったり、どうにもこうにもならなくて、
最終的に
「おかあさーーーーん」泣 ってなってしまうけど、
そうなったときに、母はおおらかな心で「よしよし」ギュー!としてあげたらいいんですよね。
私はこれに気が付くのに何年もかかりましたけど^^;
さて、この間、まゆちゃんに「見守りについてもっと知りたいんだ」ということを聞きました。
私は、こーゆーときにとっさに喋れる頭の回転や話術を持ち合わせていなくて、
パッと言ってあげれないのが自分でも情けないのですが、
「見守りについて知りたい」まゆちゃんが、毎週森のおさんぽで、我が子を見守ろうと、我が子のペースで歩ませているのを何度も見たので、ここに書いてみます。
まゆちゃんは、朝の会のあとに、階段をゆっくりと、Mちゃんと進んでいます。
ほかの子たちが行ってしまったあとに、じっくりと、
抱っこで登ればあっという間に登れる階段を、ゆっくりゆっくり・・
抱っこのMちゃんを連れて森のおさんぽに来てくれることを決めたまゆちゃん、
歩かない我が子を連れてのおさんぽは、物足りなかったりするんじゃないかな・・
と勝手な心配をしていた私ですが、
まだよちよち歩き始めたMちゃんのスピードに寄り添って
じっくりと階段を登るまゆちゃんの姿を見ていたら
「見守る」ってこーゆーことだよなーーーって、教えられました。
「見守る」ということは、自分で我が子の成長を見守ることで、じっくりゆっくりと自分のものになり、見守る子育てを通して、親子の信頼関係が生まれ、母としての自分も我が子に育ててもらうのだと思います。
子どもは、待ってもらうことで愛情を感じるそうです。
篠秀夫さんの このブログがとてもわかりやすいので、よかったら読んでみてください。
素敵だなぁ。素敵だなぁ。
まゆちゃんの背中を見ながら、心洗われた私です。
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この日は、森の整備をしてくださっている森林サポートのみなさんの1年に1度の例会で、
みつクロの親子にも猪豚鶏入りの特製汁を分けてくださいました。
あったかいなぁ・・★
みつクロ3年目、地域の方や、役場の方、いろんな人たちとつながって運営しています。
人と人とのつながりの中で、人は生きているのだということ、母になり身に染みて想います。
ありがとうございます。
(文と写真 かよ)