5月④雨のお誕生日会
この日のお天気は雨。空は白くいつもの森はしっとりとしています。管理棟に荷物をおいてかっぱを着て、雨の森を探検しました。
子どもは雨でも楽しそうに遊びます。
いつもは水のないところに水たまりがあるね。
道の脇を、いつもは流れていない水が流れていくよ。せき止めては流し、葉っぱを流してみたり、繰り返し繰り返し遊びます。
HTくんは、シダの飛行機飛ばしに夢中。雨でも飛ぶんだね~笑
KNちゃんとHIちゃんは、いつもの川まで遊びにいったみたい。
雨の日のおさんぽは、こじんまりと距離感が近くてなんだかいつもと違った雰囲気。お弁当の時間になって、管理棟でお昼の準備をしていたら、雨が上がったよ。
テーマトークは、「私、昔こんなことしていました」。みんなみんな、お母さんになる前も素敵な人生を歩んでいたんだね~♡そんな個性豊かな面々で、一緒に森あそびができるのが嬉しいです^^
さて、お弁当を食べ終わったら5月生まれのお友達のお誕生日会です。子どもたちも寄ってたかってデコレーションしてくれました♡
2歳になった子、3歳になった子、みんなが嬉しいお誕生日。
生まれてきてくれて、生んでくれてありがとう♡
大きくなったね、お誕生日おめでとう♡
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お誕生日会のあと、KNちゃんとHIちゃんがひとつのお花をめぐって喧嘩になりました。いつも仲良しだからこそ、ライバル意識があってよく衝突してしまう2人。
周りでみている大人は良かれと思って、ついつい仲裁に入りたくなります。このときも、お母さんたちが仲裁に入ったんだけど、2人の想いが折り合わなくて、嫌だ!ほしい!の一点張り。
途中、ひとりのお母さんが”距離をとってみよう”とあえて我が子から離れたら、すこしたって2人はいつものように笑い合って遊んでいました。
えへへ♡
KNちゃんは、お花が欲しかったんだって。
HIちゃんは、私のお花だからあげたくなかったんだって。
どっちもこの年令なら当たり前の子どもの姿。
欲しくなっても大丈夫だし、あげれなくても大丈夫。
気持ちが収まらなくてごめんが言えなくても大丈夫だし、その場がうまく収まらなくても大丈夫。
お母さんは、子どもたちの心の葛藤を受け止めて、寄り添ってあげたらいいのかも。
心の葛藤を通して成長していく、2~3歳の時期を見守ってあげたらいいのかも。
子どもは、自分が経験したことから学ぶ力を持っているから。
5~6歳になる頃には、びっくりするくらいに今できないことができるようになるから。(そしてその頃は、また違う課題があるんだけどね)
ちょうど、篠先生が子どもの喧嘩について書かれていました。
ストンと腑に落ちる内容だから、ぜひ読んでみてくださいね。喧嘩に介入するタイミングについてのところは、さじ加減がわからず悩む人の参考になりそうです。
KNちゃんとHIちゃんの喧嘩は、相手への信頼感があるからできるのかも。心も体も大きく成長する幼児期に、大好きなお友達と喧嘩できちゃう間柄、とっても素敵だと思います。
あんなに激しく喧嘩してたのに、数分後にはニコニコ遊び合ってるなんて、子どもは仲直りの天才だなぁ♡(大人じゃこうはいかないよね~笑)
(文:かよ、写真:みつくろアルバム)