サリーとアンの課題
今日は、みつくろの1学期のまとめ定例会を予定しておりました。
…が、大雨洪水警報の発令されていたため、メンバーやサポートのお母さんの子どもの小学校や幼稚園の休校・休園、交通の乱れを考慮して定例会をお休みにしました。
みつくろの定例会では、森のおさんぽ中にはじっくりと話せないことについて、室内で共有したり深めたりしています。今回も、シュタイナーの基質のお話や、ワンポイント救急講習、1学期のまとめとして想いの分かち合いを予定していたのですが…う~ん、残念!
シュタイナーの基質の話とは別に、話をしようと思っていた「サリーとアンの課題」について、ブログで共有してみようと思います。
みつくろに参加しているのは1~3歳の未就園児親子。このくらいの年齢の子によくある子ども同士の喧嘩や衝突の捉え方の参考になると嬉しいです。
「サリーとアンの課題」
簡単なテストなのでまずはやってみてください↓↓
というテストです。
さて、サリーがビー玉を探すのは、カゴ?それとも箱?どちらでしょうか?
これを読んでいる人はきっと大人なのでみなさん「カゴ」と答えるのではないかと思うのですが、2~3歳くらいまでの子どもは、ほとんどの子が「箱」と答えるそうです。
このことが何を表しているかというと、「3歳くらいまでの子は自分の考えと相手の考えが違うということがわからない=相手の立場に立って物事を考えられない」ということ。
5~6歳くらいになると、サリーがビー玉を「カゴ」から探すことも気がつけるようになり、相手の気持ちを考えられるようになるようです。
子どもたちの発達段階とこころの成長
3歳までの子どもは、”相手の気持ちに気がつく”前に、もっと大切なことがあるそうです。
それは、”自分の気持ちに気がつく”こと。
まず自分の感情に気がつく→他の人の気持ちに気がつく、というふうに心は育つようです。
過度に怒られたりして、自分の気持ちを封印したり押しころしたりすることを続けていくと、自分の気もちに気づけず人生が生きづらくなってしまうこともあるそう。。
”嬉しい・楽しい”というプラスの感情だけでなく、人間なら誰しも持っている”悲しい・悔しい”などの感情も思いっきり味わって、自分の感情に気がつくのが大切だそうです。
だから、例えば子どもが泣いているときには、周りの大人は「悲しいんだね」とか、「悔しいんだね」とかの、”感情の名前”を教えてあげるのが良いそうです。
あとは、怪我をしそうだったりするときには大人が介入できるよう近くで見守って、今は自分の感情を育てる時期!と、子どもの正常な育ちの過程と捉えられたら良いかもしれません。
今回、参考にさせてもらった立石美津子さんのブログには、子ども同士のやり取りに大人が介入するときの方法について詳しく書いてあったのでぜひ参考にしてみてください★
立石美津子オフィシャルサイト|tateishi-mitsuko.com
(とはいえ、我が子だと冷静でいられないこともあるので、そんなときはおさんぽ中でも近くにいる人に対応を託すのも手かと思います 笑。私はキーっとなって、家では夫やジジババによくパスします^^;)
さて、来週はいよいよみつくろの1学期おしまいの日。
今年は雨のおさんぽが多かったですが、来週はおひさまが出てくれるといいな~☀
(文と画像:かよ)