おさんぽサークル みつばのクローバー

広島県安芸郡府中町・未就園児親子対象。森のようちえんスタイルの子育てサークル「おさんぽサークル みつばのクローバー」の活動記録です。

9月①幸福のタマムシケーキ!

やっと!2018年度のみつくろの2学期が始まりました。
土砂災害で拠点の森が使えなくなり、心落ち着かない日々を送っていたみつくろですが、なんとか2学期の活動をスタートさせることができました。

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2学期はじまりの日は、清々しい秋晴れ。気持ち良い風と澄んだ青空が、メンバーの久しぶりの森での再開を祝福してくれています。
子どもたちは広い野原に大喜び!少し合わない間に、みんな一回り大きく成長したね。

新しいフィールドでも、やっぱり森の神さまに「おはよう!」の挨拶をして、みんなで森の探検に出かけました。新しい森は、どんな場所なんだろう。
ワクワク・ドキドキしていたのは、きっと子どもだけではありません。はじめての森で出会う秋の姿、大人も楽しめたんじゃないかなぁ。

森の中には、緑色のどんぐりやふわふわの綿毛、栗のイガイガ…子どもの好奇心をくすぐる不思議がいっぱい!
すぐに歩ける道だから、ちょっと探検に行こう!とおさんぽしたものの、たくさんの自然界の不思議に足を止めながら歩いていたら、もうお昼の時間になっていました。

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これ、なんだかわかりますか?
題名にも書きましたが、「タマムシ」なんです。もう動かなくなったタマムシを森の中で見つけた私たち。

「なんか光っとる!」「なにこれ?」と寄ってたかってタマムシを囲むみんな。
ゆみちゃんが「疑似餌(ぎじえ)でしょ!疑似餌だって!」と自信満々。笑
「なーんだ疑似餌か」「なんでこんなところにあるんかね」なんて言ってたけど、よく見てみたら、それはタマムシでした。
 そこから、みんなが「タマムシ」のことを「疑似餌」と呼ぶようになり、最後の方はくみちゃんが間違えて「魚」と言っていました。笑

タマムシが疑似餌に見えたり、魚に言い間違えられたり、楽しくて笑いの耐えないおさんぽでした。

お昼を食べたあとは、野原で遊んで、7月と9月生まれの子どもたちのお誕生日会です。

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みんなで森で拾ったたくさんの秋の宝物を、切り株のケーキにトッピング!
タマムシは「幸福をもたらす虫」とも呼ばれるほどに縁起の良い虫だそうです。9月のお誕生日ケーキは、幸福のタマムシケーキ!?なんだか良いことありそうですね 笑

お誕生日は子どもにとっても親にとっても、ひとつの節目。一年の間にたくさんのことができるようになりました♡
NNちゃん、STちゃん、OSくん、お誕生日おめでとう♡生まれてきてくれてありがとう♡

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さて!タマムシの名前がどうであれ、ふとレイチェル・カーソンの「センス・オブ・ワンダー」の本に書かれている、有名な一説を思い出したのでご紹介します。

わたしは、こどもにとっても、どのようにして子どもを教育すべきか頭をなやませている親にとっても、「知る」ことは「感じる」ことの半分も重要ではないと固く信じています。

子どもたちがであう事実のひとつひとつが、やがて知識や知恵を生みだす種子だとしたら、さまざまな情緒やゆたかな感受性は、この種子をはぐくむ肥沃な土壌です。幼い子ども時代は、この土壌を耕すときです。

美しいものを美しいと感じる感覚、新しいものや未知なものにふれたときの感激、思いやり、憐れみ、賛嘆や愛情などのさまざまな形の感情がひとたびよびさまされると、次はその対象となるものについてもっとよく知りたいと思うようになります。そのようにして見つけだした知識は、しっかり身につきます。

消化する能力がまだそなわっていない子どもに、事実をうのみにさせるよりも、むしろ子どもが知りたがるような道を切りひらいてやることのほうがどんなにたいせつであるかわかりません。

レイチェル・カーソン著「センス・オブ・ワンダー」より抜粋

タマムシの名前が、タマムシか疑似餌なのかは置いておいて、それよりもその美しさや不思議さを感じることが大切で、乳幼児期にその感性を磨くこと重要だと、レイチェル・カーソンは言っています。
子どもたちが生まれながらに持つセンス・オブ・ワンダー=神秘さや不思議さに目を見はる感性」がキラキラと輝き、子どもたちが自然界の不思議に目を見張っているときは、周りの大人はその感性のすばらしさに寄り添うような関わりができまらいいのかもしれません。

子どもたちの「キレイだな」とか「不思議だな」とか、そんな自然に湧き上がってくる感情を大切に活動を続けていきたいです。

 

(文:かよ、写真:みつくろアルバム)