2月の活動④だんご汁
今日のみつくろは、野外料理。団子汁を作ります。
みんなで粉をこねて、いろんな形のお団子ができたよ☆
みんな、とっても楽しそう!
自分で作ったお団子はやっぱり美味しいね~☆
みんな、何杯もおかわりしていました。
ごはんの後は、ひとり、またひとりと遊びに走り出しました。
去年からずっと一緒にみつくろにきているIちゃんとTちゃん。2年のお付き合いだからとても仲良し。そこに、同級生のAちゃんが最近入り始めました。ずっとお母さんのそばで二人を見ていて、中に入りたくて仕方なくて。でもなかなか行けなくて。。
でも今日は、一生懸命二人を追いかけて中に入って行こうとしていました。Aちゃんは1つ成長を遂げ、お母さんから離れてお友達の方へ一歩を踏み出すことができました。
こうしてお母さんと手をつないで山を歩くのもあと3回。
「やっとみんなと混じって遊ぶようになったのに、もう終わりなんて寂しい。あと1年あったらいいのに。」とすみちゃん。ホントにそうだね。寂しいね。
慣れない場所とメンバーの中で、普段よりたくさん歩かなきゃいけない。子どもにとって、初めはストレスでお母さんから離れられないのが普通だと思います。
それが、毎週毎週同じ場所で同じ仲間と過ごし、一緒にお弁当を食べることで、少しずつ心を開いてお母さんから離れる一歩を踏み出す。
抱っこばかりだった子が、一人で歩きぬくようになる。
一回一回の活動って、1週間のたった三時間しかないけど、その積み重ねがとても大きな成長を見せてくれると思います。
だから、同じ場所、同じ仲間であることが大きな意味を持つのだと思うのです。
1年間、山を満喫して大きく成長したDちゃんは、幼稚園に行っても自分で楽しいことを見つけ出すことがとっても上手だと思うよ。
みんなと混じらなかった間も、きちんと見て、聞いて、周りを観察して楽しんでいたはず。大人は、みんなと一緒に遊んでほしいと思いがち。他の子と混じらず自分から離れないと、楽しくないんじゃないかと思ってしまう。あの輪の中に入れたいと思ってしまう。でも子どもって、その輪の中に入ってなくても、その空間に一緒にいるだけで楽しめているんだよ。一歩を踏み出すタイミングを見計らっているだけ。そのタイミングがそれぞれで違うから、すぐ行けちゃう子もいればなかなか行けない子もいるんだと思う。Aちゃんのように、その時がきたら自分で離れていくから、お母さんは余計な口出しをせずに子どものその心の変化を見守っていけたらいいと思う。ただそばにいる、それだけでいいのです。
このくらいの年齢の子どもにとって、遊びは全ての基本で、一番大切なことだと思う。だからみつくろは、遊びの内容にこだわっていきたいのです。
既成の遊具のない自然の中で四季の移り変わりを肌で感じながら、子ども同士、親同士、母子など、人との関わりを十分に持って過ごす時間。何もないところで大好きなお母さんや仲間に囲まれて遊びを創りだすことで、想像力、創造力、協調性、忍耐力などなど、人として大切なことが全て自然に身についていくと思うのです。
暑い中、寒い中、わざわざこの場所に集まることを大切にしていきたい。
あと3回、どっぷりみつくろに漬かって遊びましょう!
(文、写真 おすぎ)