7月夏休みのしろつめくさ
2018年夏、豪雨の影響でみつくろが拠点として使っていたフィールドが、大きな被害を受けてしまいました。
豪雨を受けて、7月以降に予定していた活動、毎週の森のおさんぽ、外部向けおさんぽ会”めぶきおさんぽ会”、すべて中止となりました。みつくろのメンバー・OBの中にも、実際に被災した方や、親しい身内が被災した人…今も大変な日々を送っている人もいます。
先日、砂防ダムが溢れたあとの森に視察に行ってきました。川の周りは地形が変わってしまっていたけれど、いつもどおりの景色も残っています。
子どもたちが毎週手を合わせていた森の神さま。みんなでお弁当を食べていたキャンプ場。綺麗な花も咲いていました。
また子どもたちと森で遊べる日が来る。そう信じて、森の復興を祈るばかりです。
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みんなが心に不安を抱えているときだからこそ、子どもたちが安心して遊ぶ場、大人もホッと一息付ける場が大切だと思い、かねてから企画していた夏休みのしろつめくさを開催しました。きっと、心配性の私だけだと開催できなかったと思うけど、副代表のおすぎが「やろう!」と背中を押してくれました。
いつもの森は、復興するまで立ち入れないので、少し足を伸ばして清流が楽しめる”妹背の滝”に行ってきました。
高さ30メートルから流れ落ちる雄滝は圧巻の景色。飛び散る水しぶきがひんやりと心地よく、たっぷりのマイナスイオンを浴びて、みんな心穏やかに過ごせたんじゃないかなぁ。
川の中には生き物がたくさん。子どもたちは、川エビや魚を捕まえるのに夢中です。カニを捕まえていた子もいたよ!
滝壺の横に登ってみたり、川にスイカパークを作ってみたり、砂遊びをしてみたり…子どもたちは、爽快な自然の中で思いっきり遊びます。それを見守る大人も、ほっこり。
午後は、しろつめくさ恒例のスイカ割り。優しく叩く子、力強く叩く子、子どもたちの個性も見られて面白かったね。
美味しいねって、みんなで笑い合いながら食べるスイカの味は、本当に甘かったです。子どもたちは、したたるスイカ汁で顔やお腹を真っ赤にして、スイカにかぶりついていました。
とてもとても、楽しい一日でした。体は疲れたけれど、心の中はスッキリ爽快。
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災害後は気分が落ち込みがちで、いろんな情報を調べたりこれからのことを考えて立ち止まっていた私。でも、子どもと一緒に自然あそびをすることで、とっても心が晴れ晴れとした一日でした。
人と話したり楽しいことをしたり、笑い合ったりすることって大切ですね。みんなと自然からもらったエネルギーで、また一歩前に進めそうです。ありがとう。
(文:かよ、写真:おすぎ・あきなちゃん・かよ)