10月③なぜ山を登る?
「あなたはなぜ、山を登るんですか?」
そう聞く記者に向かってある有名な登山家はこう答えた。
「そこに山があるからだ」
そう、山を登るのに理由などない。そこに山があるから。そんなシンプルな理由で十分なのです。
おりゃ~~!!!!
おさんぽ中、突然斜面を登り始めたのはHAくん。登ってはズリズリと滑り落ち、それでも果敢に斜面に挑んでいます。
それを見ていたHIくんとAくんの闘争心にボッと火が灯りました。
登っては滑り落ち、滑り落ちては登り、、
最初は手が汚れるのを気にしていたけれど、だんだん手の汚れなんてどうでもよくなってきて。俺たちはこの斜面を制するんだ…!!!負けてたまるか!!!
おりゃ~~~~~!!!!
ついに山を制した俺たち!
ついに頂上を制覇したHIくんとAくん。すがすがしい満面の笑みです!
途中、Aくんは何度も心折れそうになりましたが、滑り落ちてもめげずに登っていくHIくんの勇敢さに引っ張られ、登り切ることができました。仲間の存在ってすごい。
帰りは斜面を滑り台のように滑って降りました。
子どもっておもしろいですね。
みつくろのおさんぽは、イベントのある日とない日とあって、実は何もイベントのない日を大切にしていたりします。
なぜかというと、なにもイベントのない日こそ、子どもたちの主体的な遊びを尊重できるから。子どもの「やりたい」と「やりたくない」を、存分に見守り過ごすせるのはイベントのないゆっくりおさんぽの日なんです。
楽しいよ!秋の自然あそび
みつくろメンバーには定例会で紹介しましたが、森のお茶の木が花を咲かせ実をつけています。これがお茶の木だよ~。お茶の木の実を、アスファルトでこすると宇宙人やおサルに大変身!宇宙人とおサルを量産して遊びます。
雨露を浴びて気持ちよさそうな道端の苔。ふんわりふわふわ。手のひらでこさぐように持ち上げると、気持ち良くモリモリっと剥がれます。
他にも、うさぎさんみたいな可愛い虫や、大人は素通りしてしまうような小さな小さな不思議に、子どもはよく気が付きます。子どもたちはおもしろいものを見つける天才!
深まってきた!子どもたちの関わり合い
テーマトークは「子どもの名前の由来」と、子どもが答える「ぼく・わたしの好きな食べ物」。大人も子どもも、大勢の前で話すのは緊張するよね~!恥ずかしくて言えなかったり、でもちょっと伝えたくなったり。そんな子どもの心模様をふわりと見守りながら、ワイワイおしゃべりできる時間が愛おしい~。
脚立の上では、AくんとYTくんがお互いの立ち位置をめぐって冷戦中。落ちたら危ないから、お母さんたちがすぐに助けられる距離感で周りに立って見守っています。
怪我をしそうだったり、見ていられないときはもちろん間に入るけれど、見守れる喧嘩はやらせてあげよう。悲しい気持ちや悔しい気持ち、ぶつかり合って心を育てる時期だもんね。
この日は、ゆみちゃんが初リーダー(進行役)を務めてくれました。お母さんの手作りサークルのみつくろ。お母さんが主体となって活動できるのも、魅力のひとつだと思っています。
みんなの前でしゃべったり、進行したりするのは緊張するという人もいるかもしれません。でもやってみると、今までと視点が変わったり、充実感が得られたり、ちょっと成長できたりするのかも。
個性豊かなお母さんたちの得意なことを組み合わせて、今年度のみつくろも絶賛進化中!
来週は、さきちゃんがワクワク考えてくれている森のハロウィンパーティです。お楽しみに♡
(おまけ)
子どもたちが剥がしてくれた苔、せっかくなので苔玉にしてみました。
(文:かよ、写真:みつくろアルバム)