【月2グループ】クサギの草木染め
秋深まり、焚き火の季節は草木染めがしたくなります。
この季節は、いろんな植物の草木染めが楽しめるのですが、私のおすすめはクサギ!!!
きれいな水色が媒染なしでそまるのです。
藍染めよりも手軽で、小さな子どももトライしやすいのもおすすめポイント。
(藍染めは薬剤のにおいが独特なのと、よく染まるのでゴム手袋必須なのです)
道端の荒地に生えているクサギを、息子の協力のもと集めまくりました。
クサギの名の由来は、葉っぱをもむと臭いにおいがするからだそうで…
臭いにおいをたくさん嗅ぎながら、楽しく収集しましたよw
このくらいきれいなクサギがとれたら最高です~!
きれいな実は、色が劣化しないように、とったらすぐにガクからはずして冷凍します。
まだ水色の実は、ベランダに置いておいて、紺色になるまで放置します。
さあ、焚き火でクサギの実を煮ていきましょう~!
水すくなめに、色が濃く出るようにします。
1番液はこんな感じ。
なかなか濃い青緑色です。
こちらに、絞り染めの模様を仕込んだ布バッグを投入していきます!
今回は、色濃く染まってほしかったのでディスポンという薬剤を使って、布にたんぱく処理をしたものを染めていきます。
1番液、2番液ととって、3番液は子どもにクサギの実をつぶしてもらいました。
ぐつぐつぐつ…
いい色に染まってきました。
クサギは媒染がいらないので、自然のままの色を楽しめます。
今回も媒染液は用意しませんでした。
工程がひとつ無いのも楽ちんポイントですね!
染めあがりはこんな感じ!
きれいな水色に、わー💛っと歓声があがります。
仕込んだ模様をほどくときも、心ときめきますよ~
3学期は、また別の染めを楽しもうと思います。
さて、染めている最中、落ち葉の森にも遊びに行きましたよ~
落ち葉の中に隠されている宝物、みんな見つけられたかな?
落ち葉を舞い上がらせながら、みんな楽しそうでした💛
たくさんの落ち葉が森に落ちて、ふわふわのカサカサ。
もう季節は秋から冬へ変わっていきますね。
たくさん遊んだ頭には、かわいい落ち葉のパッチンピンが。
春夏秋冬と、
森でうつろう季節を肌で感じながら、
仲間と交わりながら、
子どもたちの心は育っていきます。
暑い日も、寒い日も、
同じ仲間と同じ森に通うこと。
それは、子どもたちの育ちを大人がしっかり受け留めるためにも
大切なことのように思います。
森で走り回る子どもたちを、目を細めながら眺める母さんたち。
笑顔だけじゃなくてときに泣き顔を見ることもあるけれど
子どもだけじゃなく、子どもを見守る大人のさまざまな感情も
森は大きな懐で包んでくれるように思います。
喜怒哀楽という言葉にあるように
人というのはいろいろな感情を持つ生き物です。
親の私たちがその感情を持つように、
子どもたちも、心に喜怒哀楽を育てています。
ありのままの子どもと私の心を受け留めて
また歩き出す。
子育てはそんなことの繰り返し。
その中で、親も子も育っていくんですよね~
次回は、週一グループ、月2グループ合同のクリスマス会です。
おたのしみに~
(文:かよ、写真:みつくろアルバム)