6月④イベントのない日は
子どもたちが自ら考えて作り出す「名もなき遊び」。その遊びを大切にしたいという想いで、みつくろでは何のイベントもないおさんぽだけの日を大切にしています。
なのですが、まだ年度初めの1学期は、大人同士の繋がりづくりのためもありイベントをすこし多めに盛り込んでいます。子どもも大人も関係のできる2学期以降は、イベントが子どもたちの自主的な遊びを邪魔することがあるので、少しイベントを減らしていきますよ~!
さて、この日はイベントがない一日。
リーダーのあきなちゃんが「今日は川に行ってもいいし、山に行ってもいいよ~!」と朝の会で声をかけ、川へ行くグループと山へ行くグループの二手にわかれて遊びました。
川へ行ったグループは、沢登りでずんずんと上流の方へ。大きな琵琶の木を見つけたよ!と教えてくれました。
流れる水を小さな体で受け留めながら、登るみつくろっこたち。とってもたくましいなぁ!
山へ行ったグループは、去年のみつくろっこたちが大好きだった斜面を登ります。
落ち葉がいっぱいあって滑りやすい斜面を、木の根っこにつかまりながら登っていきます。この斜面は登るのが本当に難しくて、何度も何度も挑戦するけれどズルズルと滑ってしまって涙が出てしまう子も。
でも、どうしても登りたくて滑り落ちながらもなんとか登頂!上まで行くと、お尻で滑り台のようにして滑り降り、また登ります。
登れなくて諦めてしまった子も、2度3度と挑戦する中できっと登れるようになります^^自分の力量を見極めて「今日はもうやめとく」を判断するのも大切。また挑戦して「やっとのぼれた!」を体感するのも大切。できることとできないことの間で葛藤しながら育つ「その子の足並み」を、ゆっくり見守ってあげられたら良いですね。
斜面で遊んだ後は、お山の中の秘密基地へ。細いタケノコがたくさん生えていて、夢中で掘る子どもたち。
秋にふっくらとした実をつける栗の赤ちゃんも見つけました。緑色のイガイガは、予想と裏腹に柔らかくて優しいさわり心地。栗は大人になるにつれて、トンがっていくみたいです。まるで人間のよう?
この日のテーマトークは、「最近気になっていること」。
いろんなジャンルの気になること。みんなであーだこーだ言いながら笑いあっておしゃべりしました。子どもたちは母さんたちが楽しそうに話していると、一人また一人と野原で遊びだします。母さんも子どもたちも、みんな楽しそう♡
手遊びは、あすちゃんとPちゃんが歌の絵本を読んでくれました。BGMはももちゃんのウクレレです。とっても素敵な音色と歌声に癒され、子どもたちのぴかぴか笑顔に元気をもらった夏の一日でした。
(文:かよ、写真:みつくろアルバム)
6月③野菜スタンプとしゃぼん玉
みつくろが月に1度お借りしている山荘でおさんぽ。
山荘のフィールドは、いつものフィールドとは川の様子が違います。
森に囲まれた小川には、ごつごつとした岩が多く、足場が決して良いとは言えません。
大人の中には、ちょっとここ苦手だな~と思う人も少なくないよう。
でも、子どもたちはそんなのお構いなし!大好きな水が流れている小川にずんずんと入って水遊びにいそしみます。
水遊びが大好きなKくんも、水遊びの楽しさをはじめに知ったのがこの小川だそう。
戦いが大好きな男の子は、さっそく木の棒を手に。森に落ちている木の棒、子どもは大好きでよく拾います。木の棒を持つと危ないこともあるけれど、子どもたちが想像力を働かせ、木の棒をさまざまなものに見立てて遊ぶ姿を大切にしたいから、木の棒を持つことを禁止していません。
木の棒を使った遊びは、チャンバラごっこや踏切ごっこ、穴を掘る道具になったり、おままごとに使われたりと、さまざまに変化します。大人は、子どもたちがケガをしないよう、木の棒を持った子どもと上手に関わっていけたらいいですね。
山荘に着くと、大きなお庭でお弁当。この日のテーマトーク、「私のおすすめのお店」を聞いていたら、どのお店も素敵で食べに行きたいな~と夢が膨らみます。食いしん坊にはたまりません^^にしても、みんなおいしいお店をたくさん知っているなぁ!
食後はさきちゃんが準備してくれた「野菜スタンプ&しゃぼん玉遊び」。
みんながおうちから持ち寄ってくれた野菜に、水性絵の具を付けて、うちわにぺったん!いろんな形にいろんな色。何度も何度もぺったんぺったんして、野菜スタンプにハマっていた子もいましたよ♪
野菜スタンプのお隣では、うちわの骨を使ったしゃぼん玉遊び。
ふわりと飛んでは消えるしゃぼん玉に、子どもたちは夢中です!
こちらもハマって、ずっとしゃぼん玉をしていた子もいました。
この日のリーダーのさきちゃんが「今日は好きなことしてもらおう~♪」と、性質のちがう二つの遊びを用意してくれました。
みつくろが大切にしている、「やりたいこともやりたくないことも、子どもに任せる」にぴったり!
いろんな個性の子、年齢の子がいるから、興味も楽しいポイントも人それぞれ。みんな同じでなくていいし、個性の違いを尊重してあげられたらなと思います。
活動が終わる頃には、子どもたちは絵の具だらけ、しゃぼん玉の泡だらけ、泥んこだらけと大汚れ!でも、みんなの笑顔はピッカピカに輝いていましたよ♪
(文:かよ、写真:みつくろアルバム)
6月②初夏の森でお誕生日会
6月にはいって2回目の活動日がやってきました。
今年から初めて「みつくろ」に参加した私たち親子は、毎週、活動日が来るとうきうきになります。
車が森に到着すると、息子くん「みずゅー、みずゅー」と言いはじめて。
普段は上の子の習い事や私の用事に付き合わせている息子くんにとって、わたしを独占して唯一、自分の思いとおりになる時間がやってきます。
車から降りるなり、みつくろのみんなのところに自分から行きました。
「今日は何をするんかなぁ。」
朝の集いをして、各自好きな場所へ。
息子くんは、水遊びができる川へ。
最近は、浅いところでは物足りず、川の中にじゃぶじゃぶ入ります。ちょっと冷たい気もするけど、関係ないみたいです。
かよちゃんが、葉っぱで作った魚を息子くんに見せてくれて。いつもかよちゃんの引き出しが多すぎて尊敬しかない!!
「こっち、こっち。」と、その葉っぱの魚を持って、川の水の流れが速くなっているところに連れて行くように催促されて。
川の水に葉っぱを流して、葉っぱの流れをじっと見てました。母も一緒に見るこの時間に、息子くんの成長と森のマイナスイオンを感じました。
そろそろお腹の空く時間。
みんなのところに帰ると、わたしのリュックからお弁当を探り出し、お弁当の催促。
早弁チームになって一足先にご飯をいただきましたー
今日のお昼のテーマトークは、「旦那さんとのなりそめ」でした。母になり、そういう話からかなり遠のくので、みんなの話をしっかり聞きました。
ほんと結婚ってご縁と勢いだよねぇ。
若いって面白い。
そして、今日は息子くんのお誕生日会でした。毎回四季織々のケーキが素敵すぎて。
梅の実や、黄色、紫のかわいいお花。ふわふわのわたのような草。
食べれるケーキも親子揃って大好きだけど、このケーキ見たら!!!!ぐらいテンション上がりました。
ステキな演奏とみんなの歌声でお祝いしてもらって、息子くんご満悦。
「いつも可愛くてしょうがないKくん。
これからもみんなで一緒にいっぱい笑って、大きくなってね!」
いつもみつくろメンバーには、新たな発見をさせられるばっかり!
みんな我が子が大好きって感じる。
母も子どもも一緒に楽しめるこの場所に出会えて、本当によかったです。
(文:よーちゃん、写真:みつくろアルバム)