ザリガニに思う①
メインフィールドの裏の道に、毎年モリアオガエルの産卵が見られる二段池があります。
その二段池の下の段の池に、ザリガニが大発生…!!!
「モリアオガエルを守らないと!」
謎の使命感に掻き立てられ、メンバーさんを誘ってザリガニ釣りに3週連続行ってきました。
そんな私の心の葛藤と、ザリガニ釣りの面白さにハマったみなさんの記録を綴ります。
ザリガニ釣りは面白い
ザリガニ釣りは、魚釣りがまだ難しい小さな子どもでもチャレンジしやすい遊びです。
用意するのは、文具用のクリップとタコ糸、エサ。
エサはなんでもいい(なんならじゃがりこでも釣れる)のですが、扱いやすいスルメイカを使いました。
森で自分好みの釣竿(木の棒)を探して、タコ糸とクリップを結び付けて、さあいざ釣らん!!
透き通った水の中、上からザリガニの動きが見えます。
釣り糸を垂らすとのろのろと喰らい付いて…
ここですぐに引き上げると失敗するので、しばらく待ってしっかりとエサを食べさせます。
エサにしっかり喰らい付いたところで、引きあげます!
(ココを待てないとなかなか釣れないので、幼稚園くらいの年齢からがいいかな。)
釣れたザリガニはちびっこたちの格好の遊び相手に!
手を近づけると、ハサミを上げて威嚇してくるザリガニは、こわくてカッコいい!
恐る恐るつついてみたり、つまんでみたり。
ザリガニ釣りのおもしろさにハマって、二度目のザリガニ釣りに行った人も何人かいたようです。
外来種のザリガニ
在来種を食べてしまうザリガニ(アメリカザリガニ)も、生き物なのですが
希少なモリアオガエルやアカガエルを保護するために、
教科書的に言うならばザリガニを駆除するのがベターなのだそう。
でもいざ駆除…!と思うと、しり込みしてしまう人もいるのではないでしょうか。
今回のザリガニ釣りに参加してくれた人たちには、「食べてもいいし、飼ってもいいけど、他の場所に放すのはNG」ということを話して、それぞれ持って帰ったり、もとの池に戻したりしてもらいました。
私は、「食べたらおいしい」という情報を確かめるべく、少しだけ塩茹でして食べてみました。
味はエビのようなささみのような、そんな味。
5歳の息子は、おいしくて3尾もおかわり!
私はと言うと、心がザワザワしてしまい一口だけ…魚釣りで釣った魚は、なんとも思わずに食べれるのに…(;'∀')
そして、残りの1匹は名前をつけて水槽で飼うことに。
(水が少ないと水が臭くなるので、しっかり水を入れた方がいいのだそう)
外来種で忌み嫌われるザリガニだけど、彼らも命があって生きている。
モリアオガエルやアカガエルのために駆除するのも致し方ないけれど、こうやって飼ってみるのも悪くないものです。
ザリガニの脱皮
我が家のザリキ(名前です)、11月に入って脱皮しました。
調べてみたら、冬眠前に脱皮するのだそう。
素焼きの土管に隠れているのがザリキで、手前にあるのが脱皮した抜け殻です。
この抜け殻は、そのうち自分で食べるらしいのでそのままに…。
いつ食べるかな?と毎朝水槽を覗き見るのが楽しみです。
追記:10日くらい観察していたら、徐々に抜け殻を食べて、2本の爪を残して完食されました。爪は固くて食べられないんだなぁ~。
続きはザリガニに思う②へ。
(文と写真:かよ)